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●新潟まち遺産の会は、2002年に解体された一軒の新潟下町(東厩島町)の町屋の解体部材を所有しています。町屋は明治20代に建設されたと推定される旧新潟町地域に残る町屋の中でも最も古いと考えられる一軒でした。
●歴史博物館みなとぴあのオープン、旧小澤邸の近い将来の公開、下町ウォークの盛況、市民による早川堀再生の提案、さまざまな市民団体の活発な活動、新潟大学による下町に残る歴史的建造物の調査の公表などにより、歴史の感じられる町、新潟下町への関心が高まっています。今後下町を散策する市民や観光客の増加が予想されますが、現在下町にはまだ町歩きのための情報センターがなく、町中の休憩施設も不足しています。
●そこで私たちは、この貴重な解体部材を活用した下町情報センター建設を提案します。
計画案
施設名称: 新潟下町情報センター(仮称)
再建場所: 新潟下町
必要な敷地: 80〜100坪
建設主体: 新潟市(当会から働きかけていく予定です)
管理運営: 新潟市またはNPO等の市民団体
用途: 下町の情報センター、休憩所、集会所(多目的スペース)
部材提供: 新潟まち遺産の会

●この計画の基本構想への新潟市民の皆さん、新潟のまちづくり団体各位、下町の地域住民の方々のご賛同をお願いします。
※提示した案はあくまで叩き台としてのイメージです。この案へのご意見、また新たなご提案を歓迎します。


――戸を開けると、細い路地のような土間が誘い込むように奥に続く。高窓から差す光で、ほの明るい。土間から覗くと、炉を切った居間と座敷と明るい坪庭が見える。土間を抜けると、明治の大工が造った大きな杉材の小屋組が頭上に広がる。

解体前の町屋の通り土間

再建建物のイメージ
●表側の5室(坪庭を囲む居室部分)を再現部分とし、当初の町屋の姿を復原する。無料で一般公開し、また市民にも貸し出せるスペースとする。

●奥の空間は多目的スペースとし、天井は吹き抜けにして町屋の小屋組を見せる。集会のほか、下町の資料展示、展覧会場や小コンサートホール、小さな劇場としても使用できるようにする。倉庫上部はロフトの収納スペース。

下町情報センター(案)平面図
プラン&イメージ作図:武藏靖之


※明治20年代に建設されたと推定されるこの町屋は市民の募金を得て解体されました。募金は市内の専門学校による再建計画を支援するために行われましたが、計画の中止により解体部材は募金を行った新潟の町屋を生かす会(現新潟まち遺産の会)に寄贈されました。詳しくは当会発行の『新潟市東厩島町の町屋調査・解体報告』(2003)を御覧下さい。
 
新潟まち遺産の会
事務局 〒951-8066 新潟市東堀前通1-353(伊藤純一アトリエ内)
        Tel:025-228-2536 Fax:025-228-2537

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