「花街(かがい)」とは、お座敷に芸妓を呼んでその踊りなどの芸を楽しむことのできる店のある場所をいいます。
鍋茶屋など料亭の多い、西堀通りと東堀通りのあいだの2本の路地を東西の「新道」といいます。ここは、かつて湊町新潟で栄え全国に名を知られていた一大花街で、現在も歴史的な建築や町割りと伝統芸能を残す「古町花街」です。建物とまちなみからその歴史的価値の再発見とまちづくりについて考えるシンポジウムを開催します。
前半は、古町花街や、京都花街の茶屋建築を紹介します。後半は、花街建築の研究者である井上えり子氏、東京神楽坂で花街を活かしたまちづくりに取り組んでいる寺田弘氏、日本の町家研究の第一人者である大場修氏、地元・鍋茶屋の女将の高橋すみ氏を交えて、花街のまちづくりなどについてお話していただきます。
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