第15回柳都古町花街イベント 花街保全の具体化を考える その2 登録有形文化財制度の活用

古町花街は、全国随一の伝統的料亭街であり、若手芸妓を継続的に輩出する貴重な生きた花街でもあります。にいがた2kmの一角をなし、中心市街地活性化の核としても重要
です。昨年のイベントでも取り上げた通り、市の景観計画特別区域に指定する取組みも進んでいます。
一方、単体の建造物を保全する制度として平成8年に設立された国の登録有形文化財制度があります。これは従来の指定文化財と比べ、規制を緩くして活用に重点を置いたもので
、市内ではこれまでに40カ所が登録されています。古町花街では、行形亭、鍋茶屋に加え、令和5年に瓢亭(旧花岡家住宅)、令和6年に旧割烹有明が新たに登録されました。

そこで、今回のイベントでは、登録有形文化財制度の仕組みや新規に登録された二つの建築について紹介した上で、関係の皆さんで今後の展望を含めた議論を行いたいと思いま
す。

このイベントは町家の日普及実行委員会(京町家情報センター内)が主催する「町家の日2025」に参加しています。

日程:2025年3月16日(日)
定員:40名
会場:三業会館(旧割烹有明)
主催:古町花街の会・新潟まち遺産の会
時間:14:00~16:00(受付開始13:30)
参加費:無料(要申込)
申込み・問い合わせ(古町花街の会事務局)
TEL:025-222-2237 /FAX:025-228-5603 /メール:furumachi.kagai.club@gmail.com

プログラム<120分>
総合司会:古町花街の会事務局長 久保有朋
1.開会挨拶 古町花街の会顧問 金親顯男<5分>
2.新規登録文化財の紹介<30分>
新潟市歴史文化課<10分>
古町花街の会事務局長 久保有朋<20分>
3.パネルディスカッション<80分>
パネラー:料亭 行形亭・代表取締役、新潟三業協同組合・理事長 行形和滋
鰻/日本料理店 瓢亭・五代目 川崎晴久
料亭 鍋茶屋・女将、新潟三業協同組合・顧問 高橋すみ
(株)ふるまち樽拳・取締役 西川裕
コーディネーター:古町花街の会会長・新潟大学教授 岡崎篤行
4.閉会挨拶 新潟まち遺産の会代表・美術評論家 大倉宏<5分>

250316花街イベントちらし